2024年1月31日更新
歯科助手の用語一覧 た~わ行(治療名・症状名)
歯科助手の仕事は幅広く、診療のサポートから器具の滅菌、消毒、片付け、受付や会計まで幅広く対応します。専門的な用語が多く使われるため、未経験で働く際には覚えておくと便利です。歯科医院で使用する用語の一部を紹介します。
歯科助手 器具の読み方
歯科助手として働く際に知っておくと便利な用語の一覧です。下記の表では症状や治療名をまとめました。
た~わ行の用語
名称 | 略称 | 言葉の意味 |
---|---|---|
脱離/だつり | 治療して取り付けたかぶせ物や仮歯などが取れてしまった状態 | |
智歯/ちし | 親知らずのことで、中切歯(最前方の前歯)から8番目の歯 | |
智歯周囲炎/ちししゅういえん | Perico | 親知らずが原因で周囲の歯肉(歯ぐき)や歯周組織が炎症を起こした状態 |
中等度慢性歯周炎/ちゅうとうどまんせいししゅうえん | P2 | 歯周ポケットの深さが4~6mm程度で、根分岐部に病変が見られる歯周炎 |
伝達麻酔/でんたつますい | 神経が枝分かれする前の根元に打つ麻酔薬。麻酔薬を広範囲に効かせる際に使用 | |
歯ぎしり | Brx | 睡眠時や覚醒時に無意識の間に歯ぎしりや食いしばりなどを行う習癖 |
破折/はせつ | 歯や補綴物が抜けたり、割れたり、ひび割れたりした状態 | |
抜糸 | 外科処置をして傷口を塞いでいた糸を1~2週間後に抜く行為 | |
抜歯 | EXT | むし歯や歯周病、矯正治療といった治療をするために歯を抜く治療 |
抜髄(麻抜) | P-ect | むし歯や歯の破折により歯の神経が炎症を起こした時に歯の神経を除く処置 |
半埋伏歯 | HRT | 歯の一部が歯ぐきや骨の中に埋もれた状態で生えている歯 |
表面麻酔 | 歯ぐきや粘膜に塗ったり吹き付けたりする局所麻酔 | |
ファイバーコア | レジンコアの中にグラスファイバーのピン(芯棒)を入れて補強する処置。歯の土台 | |
フィクスチュアー | インプラント治療で歯が抜けた部分に打ち込む人工の歯根部分(インプラント体) | |
部分床義歯 | PD | 部分的になくなった部位を補うための入れ歯。1本から可能 |
プラーク | Pl | 歯の表面や歯と歯ぐきの境目、歯の間に付着している白いネバネバした細菌の塊 |
ブリッジ | Br | 歯がなくなった両隣の歯を土台にして人工歯を上からかぶせる治療 |
ポンディング | むし歯を削ってコンポジットレジンを歯にくっつけ歯の形や色を再現する治療 | |
メタルコア | 保険治療で一般的に使用されている金属で作られた土台 | |
メタルボンドクラウン | MB | 歯の内側に金属を使用したセラミックのかぶせ物。強度があり変色しない |
要観察歯 | CO | 視診では認められないが、う蝕の初期症状(病変)が疑わしい歯 |
レジンコア | プラスチックで作られた歯の土台 | |
レジンシャット冠 | JC | 冠全体が硬質レジンという歯科用プラスチックで作られた冠 |
瘻孔 | Fistel | 根尖性歯周炎が進行したことで、歯ぐきにたまった膿を排出する孔 |