歯科衛生士の国家試験【2025年】これまでの合格率と難易度、日程、試験科目 教えてグッピー | 医療・介護の求人・転職・募集ならグッピー
2024年9月13日更新

歯科衛生士の国家試験【2025年】これまでの合格率と難易度、日程、試験科目

歯科衛生士国家試験は、歯科衛生士免許を取得するための国家試験です。年1回、3月初旬の日曜日に実施されます。2025年の試験日は3月2日(日)です。

試験には受験資格が必要で、指定の学校のカリキュラムを経て、卒業することで得られます。試験会場は全国10都道府県に設置され、大学などで行うのが一般的です。

合格基準は6割以上の正解が必要で、合格率は毎年90%を超えています。 2024年の試験では、7,950人が受験し7,346人が合格合格率は92.4%でした。

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歯科衛生士国家試験
試験日年1回3月初旬
2025年は3月2日(日)
受験資格学校のカリキュラムを
修業して卒業
受験料14,300円
試験会場全国10都道府県
合格発表3月下旬
2025年は3月26日(水)
合格基準6割以上の正解
合格率90%以上

歯科衛生士の国家試験とは

歯科衛生士になるには、歯科衛生士国家試験に合格することが必要です。国家試験には受験資格があり、高校卒業後に文部科学大臣指定の歯科衛生士学校や、都道府県知事指定の歯科衛生士養成所で決められた科目を修得し、卒業することで得られます。合格後は指定機関に申請を行うことで、免許証が交付されます。

歯科衛生士になるには

受験資格

国家試験には受験資格が決められています。高校卒業後に、歯科衛生士の専門学校や短期大学、大学で必要なカリキュラムを修めて、卒業することで得られます。学校を卒業(卒業見込み含む)していれば、年齢や性別の制限はありません。

そのほか、外国の歯科衛生士学校を卒業していることや、外国で歯科衛生士免許を得た人で、厚生労働大臣が日本で指定された学校を卒業した場合と同じかそれ以上の知識や技能があると認められた人も、受験資格を得ることができます。

国家試験

国家試験は年1回、3月初旬の日曜日に行われます。マークシート方式で、歯科診療の現場で必要な知識を問う問題が幅広く出題されます。午前と午後にわかれて計5時間実施。実技試験はありません。受験料は14,300円です。

第1回は1992年3月に行われ、以降は毎年1回実施されています。試験日や試験会場などは前年9月に正式発表。合格発表は3月下旬で、一般財団法人歯科医療振興財団ホームページなどに掲載されます。

試験科目

試験科目人体(歯・口腔を除く)の構造と機能
歯・口腔の構造と機能
疾病の成り立ち及び回復過程の促進
歯・口腔の健康と予防に関わる人間と社会の仕組み
歯科衛生士概論
臨床歯科医学
歯科予防処置論
歯科保健指導論
歯科診療補助論

【2025年】歯科衛生士国家試験の概要

2025年3月に実施される第33回歯科衛生士国家試験の概要です。試験は、2025年(令和7年)3月2日(日)に東京都や大阪府など全国10の都道府県で実施。

合格発表は同月26日(水)午後2時です。試験は午前と午後で合計300分です。出題数は220問で、歯科衛生士として働くために必要な知識が幅広く出題されています。受験料は14,300円です。

試験日

第34回歯科衛生士国家試験は令和7年3月2日(日)に行われます。午前と午後にわかれて実施されます。

試験会場

北海道、宮城県、東京都、新潟県、愛知県、大阪府、広島県、香川県、福岡県、沖縄県に会場が設けられます。大学や専門学校を試験会場とするのが一般的です。当日は時間に余裕をもって出かけましょう。

合格発表

第34回歯科衛生士国家試験の合格発表は、2025年3月26日(水)午後2時。一般財団法人歯科医療振興財団ホームページと厚生労働省ホームページの「資格・試験情報」ページに、受験地と受験番号が掲載されます。合否がわかったら学校への報告も忘れずに。

解答発表

国家試験の解答は、合格発表と同日に公表されます。一般財団法人歯科医療振興財団ホームページと厚生労働省で確認できます。また試験後にはSNS等で解答速報が投稿されることがあります。解答速報は非公式のものですから注意しましょう。

出題不備があった場合、採点除外や全員正解などの対応がとられることがあります。その際には、解答発表とともに、採点除外等の取り扱いをした問題も発表されます。

受験料

受験料は14,300円です。指定試験機関の「一般財団法人歯科医療振興財団」が指定する郵便局、または銀行の口座に、所定の5連式振込用紙を用いて振り込みます。

受験手続き

受験書類は受験願書と写真、卒業見込証明書などが必要です。願書受付期間や受験日などの日程は、前年9月上旬に発表されます。

国家試験の受験手続き・日程(2025年)

官報公告で受験概要発表9月上旬
各学校に受験願書配布9月下旬
願書等受験書類の受付期間2025年1月6日(月)〜1月16日(木)
受験票の交付2025年2月7日(金)
試験2025年3月2日(日)
合格発表2025年3月26日(水)午後2時
受験書類・受験願書
・写真
・卒業証明書または卒業見込証明書
(外国の歯科衛生士資格で受験の場合は、歯科衛生士国家試験受験資格認定書の写し)

試験科目・出題数・試験時間

試験科目は、「人体の構造と機能」や「歯・口腔の構造と機能」、「歯科衛生士概論」、「歯科予防処置論」など9科目あり、実際に働くために必要な知識を問う出題がされます。出題は選択式となり、マークシートで解答します。面接や小論文、技術試験などは一切ありません。

試験科目人体(歯・口腔を除く)の構造と機能
歯・口腔の構造と機能
疾病の成り立ち及び回復過程の促進
歯・口腔の健康と予防に関わる人間と社会の仕組み
歯科衛生士概論
臨床歯科医学
歯科予防処置論
歯科保健指導論
歯科診療補助論

試験は午前と午後にわかれて行われ、試験時間は合計300分です。出題数は、午前110問と午後110問の計220問です。

試験時間と出題数

午前午後合計
9:30~12:00(150分)13:30~16:00(150分)300分(5時間)
110問110問220問

試験委員

試験委員は、委員長1人、副委員長2人、委員32人で構成されています。厚生労働省のホームページで確認することができます。

【2024年】国家試験の合格率・難易度

歯科衛生士国家試験の合格率は、毎年90%を超えています。95%以上という年もあり、国家試験の中では合格率が高いといえます。合格基準は6割以上の正解で合格できます。*2024年の受験者は7,950人が受験し7,346人が合格合格率は92.4%でした。

合格基準

歯科衛生士国家試験の合格基準は6割以上の得点と規定されています。1問1点の220点満点で、132点以上の得点をすると合格できます。2024年実施の試験では、1問題1点、220点満点、132点以上で合格となりました。

合格者数と合格率

歯科衛生士国家試験の合格率は毎年90%以上で、合格率は高いといってよいでしょう。毎年6,000〜7,000人ほどの歯科衛生士が新たに誕生しています。2024年実施の試験では7,950人が受験し7,346人が合格、合格率は92.4%でした。

歯科衛生士国家試験合格者数と合格率

厚生労働省発表資料より

※2012年は3年制教育への移行のため卒業生を輩出しない学校が多くありました。

難易度

毎年高い合格率となる歯科衛生士国家試験ですが、歯科診療において専門性の高い仕事をするための試験であり、難易度が低いというわけではありません。専門の養成校などで、必要な知識と技術を習得した実力のある人のみが受験できるため、多くの人が合格できるのです。試験自体の難易度は低くはありませんが、受験資格のある人がしっかり勉強すれば、合格することは決して難しくない試験です。

受験者数の推移

受験者数は、2016年以降、毎年7,000人以上が受験しています。2024年の受験者は7,950人で、前年より500人近く増えました。

歯科衛生士国家試験受験者数

厚生労働省発表資料より

※2012年は3年制教育への移行のため卒業生を輩出しない学校が多くありました。

国家試験の対策、勉強方法

歯科衛生士国家試験は高い合格率といっても、試験対策が必要です。学校でも試験対策の授業は行われますが、それ以外に自主学習で効率的に勉強したいのであれば、数年分の過去問題を解いてみることがおすすめです。過去問を解くことにより、出題の傾向や苦手な問題もわかってきます。

過去問をマスターするために多くの学生が利用しているのが、国家試験対策のアプリです。スマートフォンなどから手軽に見られ、すきま時間に勉強できます。間違えた問題だけを何度も繰り返し解け、問題の正解率などがわかるのも国家試験過去問アプリのメリットです。

国試問題集

過去に出題された問題を多く解くことで、出題ジャンルや傾向がつかめるほか、自分の苦手な箇所もわかり、克服にも繋がります。問題集には、年次別に問題がまとめられているものや、出題頻度の高い問題が厳選されているものなどがあります。解答だけでなく詳しい解説が添えられている問題集であれば、それを丁寧に読み込むことで実力アップにつながるでしょう。短期的な暗記ではなく、応用問題にも対応しやすくなります。

国家試験 過去問アプリ

過去問に慣れる勉強方法では国家試験対策アプリが便利です。スマホで移動時間やすきま時間に勉強できるため、多くの学生が活用しています。アプリは、間違えた問題の絞り込みや、過去問を解いた学生の正解率がわかるなど、機能が豊富です。

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歯科衛生士国家試験のよくある質問

歯科衛生士は国家資格ですか?
歯科衛生士は国家資格です。国家試験には受験資格が定められています。高校卒業後に文部科学大臣指定の歯科衛生士学校や、都道府県知事指定の歯科衛生士養成所で決められた科目を3年以上学び、卒業することで得られます。
歯科衛生士国家試験は難しいですか?
2024年の試験では、7,950人が受験し7,346人が合格、合格率は92.4%でした。
歯科衛生士国家試験の合格基準は?
合格基準は6割以上の正解が必要です。試験問題は1問1点、合計220点満点です。合格率は毎年90%を超えています。
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