保育補助の年収・給料・賞与（ボーナス）

保育補助とは、保育施設などで保育士をサポートする仕事です。主な業務は、施設内の整理整頓、清掃、消毒、洗濯などです。子どもの見守りや着替えのサポートを任されることもあります。保育士不足は全国的な傾向であり、保育補助は多くの保育園において欠かせない人手です。保育補助人材の採用は、現場の負担を軽減するために政策として進められています。保育補助の平均年収は約381万8,900円で、月給では約28万200円です。

今回の 教えてグッピー 保育補助 では、保育補助の規模別・年齢別の年収、月給、賞与、手当などについて見ていきます。

保育補助の初任給

保育補助の初任給の平均は、年収で約267万5,200円、月給換算では約21万7,200円です。初任給は、地域、資格の有無、学歴などによって相応に変動する可能性があります。

保育補助の年収

保育補助の平均年収は約381万8,900円で、月給では約28万200円です。国税庁の民間給与実態統計調査によれば令和3年の平均年収は443万円であり、平均と比較して低めの給与と言えます。

規模別

保育補助の給与は、勤務先の規模（従業員人数）に準じて高くなる傾向にあります。一般的な傾向として大きな企業ほど給与が安定すると考えさそうです。

年齢別

保育補助の年収は年齢とともに高くなっていく傾向があります。40〜50代がピークで、その後は減少していきます。この傾向は多くのサービス業において共通している傾向です。

平均年収の推移

以下の図は2020年から2022年における保育補助の年収の推移をまとめたものです。直近の3年間で大きな変動はなく、安定して推移していることがうかがえます。なお、2019年以前は保育補助が含まれる適切な統計上の区分が認められませんでした。

保育補助の月給

保育補助の月給として、令和4年度 賃金構造基本統計調査「その他のサービス職業従事者」の給料を参照すると、常勤（月間160時間勤務）の場合、28万200円が相場となっています。実際には、勤務時間、経験、企業、役割などによって大きく変わります。 事業規模別にみると、従業員が少数の事業所は平均年齢が高く、規模が大きくなるにつれ平均年齢が下がり、給与水準も低くなる傾向が見られます。

賞与・ボーナス

月間160時間ほど勤務する保育補助（その他サービス職業従事者）の賞与は、平均45万6,500円です。賞与の金額や、賞与の有無は勤務先や雇用形態によって異なります。保育補助の場合はパートなど短時間勤務で働く人の割合が大きいため、条件は応募時に確認しましょう。

保育補助の時給

保育補助の時給は約1,236円です。アルバイトやパートで保育補助として働く場合は時給制で働くことが一般的です。なおこの金額は全国平均となっていますから、都心部ではより高く、地方ではより低いといった傾向があると考えられます。

手当・福利厚生

多くの職場で社会保険が完備（社保完）されており、通勤手当、時間外手当（残業手当）などがつく場合があります。しかしながらこうした手当は勤務先によって異なりますので、十分に確認する必要があります。また非常勤の場合は会社の社会保険がなかったり、個人で加入したりする場合もあります。