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簡単な質問で向いている仕事が分かる「職業適性診断」無料診断も紹介
公開日:2025年03月17日
更新日:2025年03月31日
簡単な質問で向いている仕事が分かる「職業適性診断」無料診断も紹介

職業適性診断ってなに?

・自分の適職がわからない
・知らない職業なのに、仕事内容と自分の適性をどう判断すべき?

…など、数ある職業のなかで自分が何にマッチするのかわからない方は多いかと思います。そんなとき、ヒントにできるのが職業適性診断です。
職業適性診断とは、職種に対する適正度診断や自分に向いている職種診断などの総称です。ここでは、職業適性診断の仕組みやハローワークでできる無料診断を解説します。


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職業適性診断の仕組み

職業適性診断は、行動パターンや性格などに関するアンケートに答えていくことで、自分にはどのような職業が向いているのか、または該当職種が自分に合っているのかどうかを診断するテストです。

心理学や統計学をもとにした診断テストとなっており、質問への回答自体が診断結果に反映されるものから、回答するまでの時間や、ほかの回答との関連性なども結果に反映されるものまで、さまざまな種類があります。

キャリア選びにおける職業適性診断は役に立つ?

職業適性診断の良さの一つは、客観的に自分を分析してくれることです。

職業適性診断を行うと自分の強みや弱みを把握することができます。これによって自分で気づかなかった客観的な適性を知ることができます。また、選択肢に入っていなかった職種が提示されることで、自分の新たな可能性に気づくこともできます。

さらに、適性のある職種について調べ検討することで、就職・転職活動や勤務開始後のキャリアの幅が広がる可能性も高まります。

採用活動をする企業にとっては、職業適性診断の結果を利用することで面接の質問内容に生かすことができたり、採用後の配置や異動の参考にできるというメリットがあります。

いわゆる「適材適所」、適切な人材採用・配置は企業の業績に直結するため、企業にとってもメリットのあることです。

簡単な質問だけで本当に分かる?

誰もが気になる点は、結果の信ぴょう性かと思います。

実際、職業適性診断は世の中に数多くあり、あまりにも問題数が少なかったり、導き出される職業の数が限られていたりする場合には、診断結果が参考にならない場合があります。しかし、一般に広く利用されている診断は膨大な量のデータを利用しているものが多く、統計学なども取り入れられているため、参考にする価値はあるといえるでしょう。

ただし、職業診断の多くは自分で回答を選択するタイプなので、その回答が自分の特性とずれていれば正確な結果は出ないということになります。適当に回答したり、企業に見られることを意識して本来の回答とは異なる選択をするのはできるだけ避けましょう。結果の精度を上げるには「ありのまま」回答することが前提となります。


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診断結果の活用法は?

職業適性診断は、より適性を深く知る「取っ掛かり」として活用しましょう。適性を診るための指標やさまざまな職業の情報を知ることができ、キャリア形成の参考になります。

結果だけに注目して鵜吞みにするのではなく、目的に合わせてうまく活用していくのがおすすめです。職業適性診断の活用方法や注意点を解説します。

向いている職業の候補を知る

職業適性診断では、簡単な質問に回答していくと自分に合った職業の候補が提示されます。

提示される職業は基本的に複数あり、それぞれが適性と診断された理由も確認できます。これを参考に、自分に合った仕事の傾向を把握できます。もし向いていない仕事を希望する場合でも、効果的な対策を講じることができます。

キャリアチェンジの指針にする

人間関係や給料が良い職場だと、業務内容に違和感を覚えていても転職する決断が難しい場合があります。

そのような場合に職業適性診断を利用することで、客観的な評価を通じて違和感の原因が明らかになることがあります。現在の仕事が自分に向いていないという結果が出ても必ずしも転職や異動が必要とは限りませんが、職業適性診断の結果はキャリアチェンジの参考として役立てることができます。

ハローワークでもできる職業適性診断(無料)

信頼性の高い職業適性診断としては、

  • 一般職業適性検査(GATB)
  • 職業レディネス・テスト
  • 職業興味検査(VPI)
  • キャリア・インサイト

があります。これらはハローワークで無料で受けられる診断です。それぞれの特徴を解説します。

一般職業適性検査(GATB):中学生~成人

一般職業適性検査(GATB)は、知的能力、言語能力、数理能力、書記的知覚、空間判断力、形態知覚、運動共応、指先の器用さ、手腕の器用さの9つの能力を測定するための検査です。中学生から45歳くらいまでの成人を対象にしており、45~50分の紙筆検査と12~15分の器具検査で能力の特徴を把握します。予約制で行っていることが多いため、希望する場合にはまずは居住地の検査情報を確認してみましょう。

職業レディネス・テスト:中学生、高校生~20代前半

職業レディネス・テストは、自分が興味を持っている職業分野や自信を持っている職業分野について測定するテストです。13~25歳が推奨される対象年齢となっており、中学生や高校生の職業体験の事前準備としても活用されています。

テストでは、職業興味を測定するA検査と職務遂行の自信度を測定するC検査で職業志向性を測定し、B検査で基礎的志向性を測定することができます。

職業興味検査(VPI):短大生、大学生以上

職業興味検査(VPI)は、6つの興味領域に対する興味の程度と5つの傾向尺度を測定することのできる検査です。短大生、大学生以上を対象としています。

「現実的興味領域」「研究的興味領域」「芸術的興味領域」「社会的興味領域」「企業的興味領域」「慣習的興味領域」の6つの興味領域と、「自己統制尺度」「男性−女性傾向尺度」「地位志向尺度」「稀有反応尺度」「黙従反応尺度」の5つの傾向尺度を測定することで、自分自身の関心や傾向を把握することができます。

キャリア・インサイト:18歳~64歳

キャリア・インサイトは、専用端末を用いて自身で行う検査です。概ね18~35歳までを対象とするearly Careerコースと、概ね35~64歳を対象とするMid Careerコースがあり、職業選択に役立つ適性評価と適性に合致した職業リストの参照だけでなく、職業情報の検索やキャリアプランニングもすることができます。適性診断は、「能力」「職業興味」「価値観」「行動特性」の4つの側面から測定することが可能です。適正評価からキャリアプランニングまですべての機能を使用する場合には、90分から120分ほどの時間がかかります。

職業適性診断の注意点、気をつけること

診断から結果を受け取る際は、以下を心に留めておいてください。

職業適性診断は、自分に向いている仕事を知るうえで参考になるものですが、利用する際には注意点も考慮しておく必要があります。まず大切なのは、職業適性診断は「ある一定の情報をもとにした診断結果」であり、確実な情報ではないということです。「○○に向いている傾向がある」という結果は出るものの、それはすべての人に必ず当てはまるわけではないということをお伝えします。

また、職業やキャリアの適性を診断できるテストは、世の中に複数あり、その中には信頼性が低いものもあります。占いや心理テストに近いもの、解答するたびに結果が変わるものなどもありますので、その職業適性診断がどの程度信頼できるものなのかどうかは自分で判断する必要があります。

そして、職業を選択するうえでは、適性以外にも考慮する点があることに注意が必要です。仕事を選ぶうえで居住地や希望する収入の額、生活環境や健康状態は一つの判断材料になりますが、これらが診断結果に反映される職業適性診断は多くありません。

このような診断は職業を知る手がかりになりますが、依存し過ぎない視点が大切です。職業適性診断の結果を参考に、そのほかの事柄も総合的に踏まえて自分に合ったキャリアプランを立てるようにしましょう。

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職業適性診断を使った将来のプラン

スマホを使って短時間でできる診断から、職員の指示を仰ぎながら行う長時間の診断まで、職業適性診断にはさまざまな種類があります。自分に合った職業を見つけるためには、職業適性診断で得られた情報とそのほかの状況や情報をもとに、総合的にキャリアプランを組み立てることが大切です。利用できるツールは最大限に活用しながら、キャリアプランを形成していきましょう。

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