職務経歴書はこれまでの経歴からどのような能力があり、職場にて活かせるかをアピールするために作成します。
履歴書よりも自由な形で作成でき、その記述の仕方は大きく分けて3つあります。
これまでの職歴と主な仕事内容を古い順に記述していく「編年体形式」
それとは逆に直近の職歴から書いていく「逆編年体形式」
職歴を時系列ではなく、業務内容やプロジェクトごとにまとめていく「キャリア形式」
このページでは最新の職歴から業務内容と成果が確認しやすい「逆編年体形式 」で説明していきます。
必要な情報をピックアップする
職務経歴書には履歴書以上に今までの仕事場の情報を記載する必要があります。
「その職場で何を頑張ったか」が主な内容となりますが、職場の規模や教育内容など、まずは情報を書き起こしてみましょう。
職務経歴書に記載する情報
- 経歴の医療機関、職場名
- 所属していた期間
- 規模、人数、概要
- 業務内容(病床数、役職、教育内容などについても)
- どの様な工夫、信条で業務に当たったか
- 実績(立ち上げたプロジェクト、発表、論文など)
- 資格・免許(現在勉強中の物も含めて)
- 経験からアピールできること
職務経歴書テンプレート
パソコンで利用できる医療系職種の職務経歴書テンプレートをご用意しました。
ダウンロードしてお使いください。
職務経歴書の構成とサンプル
職務経歴書を作成するのは基本的にパソコンでおこないましょう。
A4用紙2枚にまとめるのが一般的です。
1提出日と年号の記載について
- 提出日は投函、あるいは提出した日にちで記載すること
- 年号などの記載は和暦、西暦で統一すること、どちらでもよい
2職務要約
- 職歴について直近のものから記載する
- 所属していた期間、勤務先の正式名称、主な事業内容
3職務経歴‐事業内容
- 事業内容に関しては3行以内程度で説明できる要約を考える
4職務経歴‐職務内容
- 在籍中の部署移動や昇格による職務内容の変化については別枠で記述する
- どの様な仕事か具体的に記述し、その職務で学んだこと、工夫したことなど、現在の求職先に求められそうな話題を盛り込めるような入れる
5取得資格等について
- 資格・免許名は略称ではなく正式名称で記載すること
- 取得を目指して勉強中のものは 「~ 勉強中」と記載しても良い
6自己PRについて
- 採用担当者が一番気にするところなので特に注意すること
- 今までの職歴からどのような強みが自分にはあるのかアピールすること
- 面接時に聞かれる自己PRと内容が乖離しないように考える
職務経歴書サンプル
上の職務経歴書のサンプルは以下からダウンロードできます。是非とも参考にして下さい。
提出する前にかならずチェックを
職務経歴書を送付する、あるいは提出する際には必ずチェックをおこない、コピーをとっておきましょう。
自己PRや職務経歴など、履歴書と合わせて採用担当者は記載された内容から質問をおこないます。
複数の職務経歴書を作っている際にはそれらを混乱することなく対応できるように、応募先ごとに書類をまとめておくのがベストです。
送付・提出の際は履歴書や必要なら資格証明書と共にクリアファイルに入れておきましょう。
郵便物が濡れてしまった等のアクシデントを想定して送付することが大切です。
送付・提出前にチェックすること
- 誤字脱字はないか
- 提出日の日付は投函日か提出日になっているか
- 自己PRに矛盾がないか
- クリアファイルに入れておいたか