理学療法士の国家試験【2025年】日程、これまでの合格率、難易度 教えてグッピー | 医療・介護の求人・転職・募集ならグッピー
2024年9月30日更新

理学療法士の国家試験【2025年】日程、これまでの合格率、難易度

理学療法士国家試験は、理学療法士免許を取得するための国家試験です。年1回2月下旬に実施されます。2025年は2月24日(月)に実施されます。試験には受験資格が必要で、指定の学校のカリキュラムを経て、卒業することで得られます。試験は全国8都道府県で実施され、大学などで行うのが一般的です。合格基準は6割以上の正解が必要で、合格率は毎年80%前後です。

2024年の試験では、12,629人が受験し、11,282人が合格。合格率は89.3%でした。

理学療法士国家試験

試験日年1回2月下旬
受験資格養成施設で3年以上の学習を経て卒業
受験料10,100円
試験会場全国8都道府県で実施
合格発表3月下旬
合格率80%前後
合格基準6割以上の正解

理学療法士になるまで

理学療法士になるには、理学療法士国家試験に合格する必要があります。理学療法士国家試験を受験するためには、高校を卒業後に大学や専門学校などの理学療法士養成施設で、3年間以上のカリキュラムを履修して卒業する必要があります。理学療法士養成施設は全国に279校あります。

理学療法士国家試験は年1回で2月に実施されます。合格率はおよそ80%で、十分な準備が必要です。

理学療法士になるには

受験資格

理学療法士国家試験を受験するためには、高校卒業後に、理学療法士を養成するカリキュラムが学べる大学や専門学校などを卒業する必要があります。

また、海外の理学療法士養成校を卒業していたり、海外ですでに理学療法士を有している場合は、受験資格の認定を申請することで受験資格を得ることができます。

国家試験

国家試験は年1回、例年2月下旬に実施されます。令和7年の試験日は2月24日(月)で、すべてマークシート方式です。午前(160分)と午後(160分)の計320分で、一般問題と実地問題が出題されます。また、重度視力障害者向けに、2月25日(火)には口述試験及び実技試験が東京都のみで行われます。

【2025年】理学療法士国家試験の概要

2025年2月24日(月)に実施される第60回理学療法士国家試験の概要です。試験は、2025年(令和7年)2月24日(月)に、東京都や大阪府など全国8会場で実施。合格発表は3月21日(金)午後2時です。試験は午前と午後で合計320分です。出題数は200問で、理学療法士として働くために必要な知識が幅広く出題されています。受験料は10,100円です。

試験日

2025年実施の理学療法士国家試験は、同年2月24日(月)に行われます。試験時間は、午前・午後にそれぞれ160分ずつです。

試験会場

北海道、宮城県、東京都、愛知県、大阪府、香川県、福岡県、沖縄県の8都道府県で実施されます。大学や専門学校などが会場となるのが一般的です。

合格発表

2025年(令和7年)3月21日(金)午後2時に厚生労働省ホームページ内の「資格・試験情報」ページに、合格者の受験地と受験番号が掲載されます。

受験料

受験料は10,100円です。受験願書に収入印紙を貼って納付します。受験書類が受理された後は、受験を取りやめても受験手数料は返還されません。

受験手続き

受験書類は受験願書と写真、卒業見込証明書などが必要です。願書受付期間や受験日などの日程は前年9月上旬に発表されます。

理学療法士国家試験(2025年)の受験手続き日程

官報公告で受験概要発表9月上旬
各学校に受験願書配布10月下旬
願書等受験書類の受付期間2024年12月16日(月)~2025年1月6日(月)
受験票の交付2025年1月下旬
試験2025年2月24日(月)、25日(火)
合格発表2025年3月21日(金)午後2時
受験書類・受験願書
・写真
・返信用封筒
・卒業証明書又は卒業見込証明書
(外国の理学療法士資格で受験の場合は、理学療法士国家試験受験資格認定書のコピー)

試験科目

試験科目は、一般問題と実地問題にわかれ、「運動学」、「臨床心理学」、「リハビリテーション医学」、「理学療法」などがあり、実際に働くために必要な知識が出題されます。解答はマークシートによる選択式の出題のみです。

試験科目

問題試験科目
一般問題解剖学、生理学、運動学、病理学概論、臨床心理学、リハビリテーション医学(リハビリテーション概論を含む)、臨床医学大要(人間発達学を含む)、理学療法
実地問題運動学、臨床心理学、リハビリテーション医学、臨床医学大要(人間発達学を含む)、理学療法

試験時間・出題数

試験は午前と午後にわかれて行われ、試験時間は合計320分です。出題数は、午前100問と午後100問の計200問あります。

試験時間と出題数

午前午後
出題数100問(一般問題80問、実地問題20問)100問(一般問題80問、実地問題20問)
試験時間160分160分

試験委員

試験委員は委員長が1人、副委員長1人、委員35人です。厚生労働省のホームページで確認することができます。

第60回理学療法士国家試験 試験委員名簿

委員長浅見豊子
副委員長佐伯覚
委員青木隆明、稲垣中、内山侑紀、大川浩子、大塚圭、大庭潤平、小口和代、角田亘、上村智子、北村匡大、木村雅彦、車谷洋、桑原由喜、齋藤淳一、境隆弘、清水忍、杉山暢宏、鈴木英樹、髙島千敬、中島ともみ、永田智子、西尾雅明、野口雅弘、服部憲明、林原千夏、原口健三、福山真樹、藤原清香、堀本ゆかり、松山清治、三上幸夫、美津島隆、向野雅彦、四本かやの、米津亮(五十音順)

国家試験の合格率

理学療法士国家試験の合格率は約80%です。90%を超える年もあります。合格基準は総得点60%以上、および実地試験35%以上の正解で合格できます。2024年の試験では12,629人が受験し11,282人が合格。合格率は89.3%でした。

合格基準

理学療法士国家試験の合格基準は、一般問題と実地問題の総得点および、実地得点の2つの基準を満たす必要があります。一般問題(1問1点 160点満点)と実地問題(1問3点 120点満点)で総得点280点満点のうち、総得点60%以上、かつ実地問題35%以上で合格になります。(2024年の一般問題は159点満点)

合格者数と合格率

例年の合格率はおよそ80%前後です。専門の養成施設などで必要なカリキュラムや知識を習得したうえで受験資格が与えられるため、合格率は高い傾向になっています。合格者数は9,000人~10,000人ほどで、受験者数は2010年頃から11,000人前後で推移しています。

理学療法士国家試験 合格者数と合格率

厚生労働省発表資料より

難易度

合格率は80%を超える年が多いですが、難易度が低いというわけではありません。専門の養成施設などで、必要なカリキュラムや知識を習得した上で受験資格が与えられています。養成施設で受験資格を得てしっかり勉強することで、およそ8割は試験に合格できるといえます。

国家試験の勉強方法

理学療法士国家試験の合格率は比較的高いも担っていますが、試験対策が必要です。学校の試験対策以外で効率的に勉強する方法は、数年分の過去問題を解くことです。過去問を解くことにより、出題の傾向や苦手な問題もわかります。

多くの学生が利用しているのが、国家試験対策アプリです。スマートフォンなどから手軽に見られ、すきま時間に勉強できます。間違えた問題だけを何度も繰り返し解け、問題の正解率などがわかるのも国家試験過去問アプリのメリットです。

国試問題集

過去に出題された問題を多く解くことで、出題ジャンルや傾向がつかめるほか、自分の苦手な箇所もわかり、克服にも繋がります。問題集には、年次別に問題がまとめられ、出題頻度の高い問題が厳選されているものがあります。解説を理解することも重要で、短期的な暗記ではなく、応用問題にも対応しやすくなります。

国試過去問アプリ

過去問に慣れる勉強方法では国家試験対策アプリが便利です。スマホで移動時間やすきま時間に勉強できるため、多くの学生が活用しています。アプリは、間違えた問題の絞り込みや、過去問を解いた学生の正解率がわかるなど、機能が豊富です。

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