言語聴覚士の年収は?初任給、賞与(ボーナス)など給料を調査
言語聴覚士の給料は、2021年実績で平均年収が426万5,400円(2021年、10人以上の組織、理学療法士 ・作業療法士・言語聴覚士・視能訓練士の給与より)、各種手当込みで月給は29万円6,800円です。これに加えて60万円~80万円の賞与(ボーナス)がつきます。2021年卒の初任給の平均は23万200円と一般大卒の初任給の平均以上になっています。アルバイトやパートの場合、時給の相場は2,000円~3,000円です。
言語聴覚士の給料相場 | |
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年収 | 426万5,400円 |
月給 | 29万6,800円 |
賞与・ボーナス | 60万円~80万円 |
初任給 | 23万200円 (20〜24歳で就業経験0年の言語聴覚士の平均月給) |
時給 | 2,000円~3,000円 |
(令和3年賃金構造基本統計調査)※理学療法士,作業療法士,言語聴覚士,視能訓練士の4職種の平均金額
今回の 教えてグッピー言語聴覚士 では、言語聴覚士の初任給や規模別・年齢別の年収、月給、賞与・ボーナスなどについてみていきます。
目次
言語聴覚士の初任給
2021年卒の言語聴覚士の初任給は23万200円(勤務経験0年の言語聴覚士)でした。一般企業の平均である21万2,300円と比べると、やや高い初任給です。賞与等の特別給与額が47,600円、年収換算で281万円となっています。また調査対象の人数は少ないものの、25〜29歳では年収換算で284万8,800円、30〜34歳では同じく年収換算で310万8,300円となっています。
言語聴覚士の初任給(推移)
令和3年賃金構造基本統計調査 ※理学療法士,作業療法士,言語聴覚士,視能訓練士の4職種の平均年収
言語聴覚士の年収
言語聴覚士の2021年の平均年収は426万5,400円です。規模別に見ると、1,000人以上の事業所が一番高い給料となっています。年齢別推移をみると、初年目から大幅な上昇はないものの、50代まで堅実に上がり続けます。
規模別の年収
言語聴覚士の2021年の年収を勤務先の規模別で比べると、所属人数が多い施設ほど給与が高くなる傾向にあります。グラフのように、1,000人以上の組織が462万7,800円で最も高くなっています。
勤務先規模別 言語聴覚士の年収
厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査」より ※理学療法士,作業療法士,言語聴覚士,視能訓練士の4職種の平均年収
年齢別の年収
言語聴覚士の年収を年齢別でみると、20~24歳が328万6,000円で、その後年齢とともに増加しますが、60代からは下降することが多いようです。
言語聴覚士の71.7%は医療施設に勤務しています。医療施設の主な収入源は診療報酬です。診療報酬に基づく医療行為は一律に点数化されているため、経験やスキル、成果などによって増減することはありません。 国家公務員では、言語聴覚士は医療職俸給表が適用され、言語聴覚士全体の平均的な年収よりも高くなる場合もあります。
年齢別 言語聴覚士の年収
年齢 | 年収 |
---|---|
20~24歳 | 328万6,000円 |
25~29歳 | 379万5,600円 |
30~34歳 | 414万4,900円 |
35~39歳 | 437万4,900円 |
40~44歳 | 487万2,400円 |
45~49歳 | 515万7,800円 |
50~54歳 | 539万4,900円 |
55~59歳 | 574万9,800円 |
60~64歳 | 479万3,300円 |
65~69歳 | 357万4,000円 |
70歳~ | 329万6,900円 |
厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査」10人以上の組織、理学療法士 ・作業療法士・言語聴覚士・視能訓練士の給与より
言語聴覚士の年収推移
言語聴覚士の直近4年間の平均年収を見ると、ゆるやかに増加しています。少子高齢化に伴ってリハビリ職の需要は今後も安定的に高いことが見込まれています。
言語聴覚士の年収
厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査」より ※理学療法士,作業療法士,言語聴覚士,視能訓練士の4職種の平均年収
言語聴覚士の月給
言語聴覚士の2021年の月給は、基本給と各種手当を含めると29万6,800円(2021年、10人以上の組織、理学療法士 ・作業療法士・言語聴覚士・視能訓練士の給与より)です。手当は5,000円~10,000円程度です。すべての給料のうち健康保険、年金、住民税などが引かれた額が手取りとして支給されます。賞与は年間で60万~80万円が相場のようですが、規模が小さい施設では約35万円と差があるようです。
言語聴覚士の月給
組織規模 (従業員数) | 10~99人 | 100~999人 | 1,000人以上 | 事業所平均 |
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月給 (手当込み) | 29万4,300円 | 29万700円 | 31万4,400円 | 29万6,000円 |
月給 (手当含まず) | 28万3,100円 | 28万1,300円 | 29万7,900円 | 28万4,800円 |
平均年齢 | 35.4 | 34.9 | 35.6 | 35.1 |
勤続年数 | 5.8 | 7.7 | 8.2 | 7.4 |
厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査」より ※理学療法士,作業療法士,言語聴覚士,視能訓練士の4職種の平均年収
賞与・ボーナス
言語聴覚士の賞与は、従業員が10人以上いる事業所の平均で年71万3,400円です。規模別に見ると、従業員数が10〜99人の施設では61万円弱、100〜999人の施設では85万円強、1,000人以上の施設で100万円強。事業規模にともない多くなる傾向があります。
言語聴覚士の賞与・ボーナス
組織規模 (従業員数) | 10~99人 | 100~999人 | 1,000人以上 | 全事業所平均 |
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賞与・ボーナス | 60万8,400円 | 69万9,000円 | 85万5,000円 | 71万3,400円 |
厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査」より ※理学療法士,作業療法士,言語聴覚士,視能訓練士の4職種の平均年収
時給
短時間で働く言語聴覚士の時給の平均は2,255円です。一般的なパートの時給より高額です。条件によっては時給3,000円以上という場合もあるようです。
公務員として働く言語聴覚士の給与
国家公務員の場合は、一般的には医療職俸給表が適用され給与が決まります。地方公務員は、都道府県、市区町村によって報酬が異なる場合があります。
手当・福利厚生
通勤手当、時間外手当(残業手当)以外にも、言語聴覚士の資格手当、家賃補助などの住宅手当、役職手当、皆勤手当などがあります。手当の金額は月5,000円~10,000円程度です。 多くの職場で社会保険が完備されていますが、非常勤の場合はその限りではないため、事前に確認することをおすすめします。