看護助手の給料は？年収・時給・月給・賞与（ボーナス）を調査

看護助手の平均年収は318万3,600円で、月給は22万2,500円、時給は1,386円です。なお看護助手の給料に関する統計情報については、令和5年度の厚生労働省による賃金構造基本統計調査の「看護助手」の集計結果に基づいています。

今回の 教えてグッピー看護助手 では、看護助手の初任給や規模別・年齢別の年収、看護師の給与との比較、手当などについて見ていきます。

看護助手の初任給

看護助手の初任給は18万1,700円です。最終学歴が高等学校卒業の場合の平均初任給18万3,300円とほぼ同額です。年齢や経験によって多少増減する可能性があります。

看護助手の年収

常勤の看護助手の平均年収は318万3,600円で、月給では22万2,500円です。国税庁の民間給与実態統計調査によれば令和4年の平均年収は458万円です。国内の給与水準に照らし合わせると年収は控えめといえます。

規模別の年収

職業によっては施設規模が大きいほど年収が高いなどの傾向が認められることがありますが、看護助手の給料は施設規模による影響は少なめです。100人未満の施設が平均年収364万円と他の規模の施設よりも高くなっていますが、調査年によっては大きな違いがないことも多く、施設規模だけでは一概に平均年収を計れないといえます。

年齢別の年収

看護助手の年収は30代までは緩やかに上昇しますが、そこからはほぼ横ばいで推移し、ほかの職種と同様に50代を過ぎると緩やかに減少しています。年収アップのルートとしては、看護師や准看護師などを目指し、現場の知識や経験を活かしながら業務の幅を広げる方向性もあるでしょう。

年収推移

下記の図は、2010年以降の看護助手の年収の推移をまとめたものです。2010年から2023年までを比較すると年収で37万円ほど増加しています。国内の平均年収はリーマンショックの時期にあたる2009年に大幅に下落しましたが、その後のゆるかな微増は多くの職業において共通する動向でもあります。

看護助手の月給

看護助手の月給は経験や所属組織によって違いはありますが、平均22万2,500円が相場となっています。規模別での月給の差は大きくありません。

看護助手の賞与・ボーナス

所定内労働時間が月間160時間程度となる、常勤看護助手の賞与は平均51万3,600円です。ただし賞与の金額や支給の有無は勤務先による違いが大きいことに留意しましょう。

看護助手の時給

看護助手の時給は平均1,386円です。看護助手はパートや派遣社員の求人も多く、時給制が取り入れられている求人は安定的に出ています。

看護助手の給与

看護助手の公務員としての求人は多くはありませんが、国立・公立の医療機関においては公務員として勤務する場合もあるようです。

手当・福利厚生

多くの職場で、社会保険が完備（社保完）されています。通勤手当、時間外手当（残業手当）がつく場合があります。こうした手当は勤務先によって異なりますので、就業前に確認すべきポイントです。また非常勤やパートなどの非正規雇用の場合は会社の社会保険がないこともあります。